敗戦記念日雑感
以前に読んだ戦争体験手記の一部を記します
8月9日のソ連参戦のため、満洲からの逃避行をしている開拓団一家の出来事で、日本に帰れた奥さんの手記である。
病弱であるため、現地での根こそぎ召集を免れた夫と妻と子供二人が土地の農民に襲われたのである。先ず夫が捕まり、木にくくられてしまった。そして家族の見てる前で、夫の手足を一本づつ切り落とし始めて、最後は目の玉をくり抜いたそうである。奥さんは記す。「民間人である農民がこんなむごいことをする筈がない。これはきっと、日本軍が、この人たちに、これと同じことをしたんだろう。その仇を自分たちに向けたんだろう」と。
戦争はむごい。 不戦を願う一人である 淳