凡人爺の川柳           長 茶

―鐘の音がむなしく響くカーメーカー―

 雑 詠
 ナビもなくよくぞここまで喜寿の坂
 老春を愉快に詠んで日が暮れる
 悪運も運のうちだと納得す

 昨日は24節気のひとつ「小雪」の入り。
  寒さがすすみそろそろ雪が降り始める頃の時節。
  [一茶]初雪よふはふはかかる小鬢かな


   


2018年11月23日 Posted by 川柳粋人舎 at 08:56Comments(0)

楽しい川柳(686) 淳

やらないで済むかもしれぬ「後でやる」
軟化ならいい今じゃ脳液状化

天災とでも言いたそうな高齢化
活躍の代わりに醜聞三人分

         30,11,23  淳
  


2018年11月23日 Posted by 川柳粋人舎 at 04:00Comments(0)

楽しい川柳(685) 淳

長持ちに価値があるならいい夫婦

キリがない欲に負けたかゴーンさん
あんなにも貰ってもまだ欲を出す
一足早くゴーンゴーンと鐘が鳴る

   30,11,22  淳
  


2018年11月22日 Posted by 川柳粋人舎 at 04:00Comments(0)

凡人爺の川柳           長 茶

―あちこちで殿ご乱心大騒ぎ―

 ヒザ小僧
 登りヒィヒィ下りは笑うヒザ小僧
 一寸の段差に泣いた脆い脚
 躓いた段差の低さ恨めしい

 [一茶]木枯らしや地びたに暮るる辻謳い
   


2018年11月21日 Posted by 川柳粋人舎 at 07:38Comments(0)

楽しい川柳(684) 淳

何もかも皆のお陰とそつがない
なるようになった人言うケセラセラ
働かぬ口が災い遠ざける

こんな国にした人貰う勲章

         30,11,21  淳
  


2018年11月21日 Posted by 川柳粋人舎 at 04:02Comments(0)

楽しい川柳(683) 淳

この歳で薄い少ない言われても
腹八分二分が不満の食の秋

正直で食レポ出来ぬ人も居る
飛行機も飲酒運転あると知る

         30,11,20  淳
  


2018年11月20日 Posted by 川柳粋人舎 at 04:00Comments(0)

凡人爺の川柳           長 茶

―さつきと桜季節外れに国会でー

 饒舌で心の孤独隠してる
 口達者一言多く墓穴掘る
 挨拶が多弁で駄弁嫌われる

 [一茶]木枯しに口淋しいと夕べかな
  


2018年11月19日 Posted by 川柳粋人舎 at 08:51Comments(0)

楽しい川柳(682) 淳

若づくりしてもお迎え先に来る
さよならを言ってるような招き猫

地に堕ちたメーカー品が泣いている
謝罪する能力ぐらい持って欲し

         30,11,19  淳
  


2018年11月19日 Posted by 川柳粋人舎 at 04:02Comments(0)

楽しい川柳(681) 淳

一円を拾うホントのお金持ち

三人分の金星配り休場に
休めない主婦が羨む大相撲
主婦の意地よりも軽いか綱の意地

         30,11,18  淳
  


2018年11月18日 Posted by 川柳粋人舎 at 04:00Comments(0)

凡人爺の川柳           長 茶

―人は皆 終の棲家は ツボの中―

 横着者は干支だけ変えた年賀状
 センベイと格闘してる総入れ歯
 先の事心配するよりまず一献

 [一茶]合点して居ても寒いぞ貧しいぞ

   


2018年11月17日 Posted by 川柳粋人舎 at 09:00Comments(0)