凡人爺の川柳    長茶

 名月は雲が遠慮し顔見せた
 仲秋で畳に月の影伸びる

 今宵だけは無月はダメと雲に言う

 [一茶] のゝさまとゆびさした月出たりけり
 [大江千里・百人一首]
      月見ればちぢに物こそかなしけれ
         わが身ひとつの秋にあらねど
  


2022年09月10日 Posted by 川柳粋人舎 at 06:29Comments(0)

楽しい川柳(2065)淳

口だけは馬齢重ねてまだ元気
重ねてもすぐに剥がれる化けの皮
「ていねい」を重ねて結果知らんぷり
ハグ重ねても戻らなかった四島

        2022,9,10  淳
  


2022年09月10日 Posted by 川柳粋人舎 at 03:57Comments(0)