千曲(ちくま)川柳会 如 月 2
千曲川柳会 如月 2
お題「しみじみ」 義 子 選
女房と忙中閑のお茶の味 純
ああ師走今年は何を残したか ひろ子
目を閉じて遠い思い出たぐり寄せ 俊明
よくぞここまでしみじみ思う古希の坂 長茶
ふるさとをしみじみ話す人楽し 紘一
父は母のやさしさ思う冬の夜 正文
しみじみと語りあかした父の通夜 依子
しみじみと鏡の前で睨めっこ 富士夫
しみじみと追悼後の無礼講 豊和
しみじみと歌えば涙ほほにおち すみえ
師走時しみじみ思う家族愛 恵美子
しみじみと昭和を思う爺と婆 節子
しみじみと故郷の山と会話する 義子