川柳　すいじんしゃ

―真相と事実解からぬこの世相―

　雑　詠
　老の友今日の話題もボケと孫
　おみくじで長寿の相を引いたけど
　我が家の家電妻より優しい声を出す

　大根ほりでどっぷり暮れた小半日

　［一茶］うしろから大寒　小寒　夜寒かな
  

―雑　詠
　　足腰と年金額はソファミレド　　　（下り坂）
　　風の音山の音聞く露天風呂
　　その帽子イイネと風がさらってく

　年末ジャンボ５０億なら買ってみる
　天国と地獄を知ったゴーンさん

　［一茶］世の中はどんどよくなるどんど哉
　　　　　　　　　　（一茶さん今の世はウソダー）  

生か死かたった二つの選択肢
あの世でも競い合うなら逝きとない
八起目を大事にしてる余生なり
腐るより朽ちる果てるで逝きたいね

　　　　　　　　　　３０，１２，５　　淳  

右腕をたくさん作る誉め上手
弱い意志が強い決意を嘲笑う

ゴーン氏はどんな資格でいるんだろ
国民がたこの吸出し膿の国

　　　　　　　　　　３０，１２，４　　淳  

―冬なのに灯油・ガソリン乱高下―

―ユネスコが来訪神を褒め称え―

　雑　詠
　意欲から意が抜け欲抜け今はボケ
　麻雀で足りてる時は誘われず
　マツタケ・ウナギ食欲湧かぬ秋だった

　［一茶］むだ人や冬の月夜をぶらぶらと  

無為徒食悠々自適とも訳す
ネクタイが要らぬ余生が自慢なり

アベさんはバレないウソがヘタな人
借金で買わされている戦闘機

　　　　　　　　　　３０，１２，３　　淳  

逆らわないが従わないのマイペース
口下手の一言皆を黙らせる
変化球ばかり投げてて顔がない

星条旗には地球という星がない

　　　　　　　　　　３０，１２，２　　淳  

―はや12月・師走
　12月あせることなくあせってる
　12月あわてることなくあわててる

　味　方
　味方だと信じたほうがお目出度い
　味方だと心許したその油断
　孫ですらやっぱりババの味方する

　隣国は頭痛のタネを撒き散らす
　
　[一茶]老いの身は今から寒さ苦になりて
  

脱税も所得隠しも縁がなし
定年後脳内回路変えている
いそいそとパシリも楽し定年後

大臣は誰が辞めても困らない

　　　　　　　　　　３０，１２、１　　淳