千曲(ちくま)川柳会           如 月 2

      千曲川柳会 如月 2

   お題「しみじみ」    義 子 選

  女房と忙中閑のお茶の味              純
  ああ師走今年は何を残したか           ひろ子
  目を閉じて遠い思い出たぐり寄せ         俊明
  
  よくぞここまでしみじみ思う古希の坂       長茶
  ふるさとをしみじみ話す人楽し           紘一
  父は母のやさしさ思う冬の夜            正文
    しみじみと語りあかした父の通夜         依子
  しみじみと鏡の前で睨めっこ            富士夫
 
  しみじみと追悼後の無礼講             豊和
  しみじみと歌えば涙ほほにおち          すみえ
    師走時しみじみ思う家族愛             恵美子
  しみじみと昭和を思う爺と婆             節子
    しみじみと故郷の山と会話する           義子

  


  


2017年02月04日 Posted by 川柳粋人舎 at 10:29Comments(0)

凡人爺のひとり言              長 茶

  
  テレビをみつつ、新聞読みつつこれが爺のひとり言

   〇建国の デモクラシーを 存じない

   〇あちこちへ 迷惑咆哮 まだ序盤

   〇吠えるだけ 吠えて変えたい 世界地図

   〇主張が荒く 矛盾だらけの ツィッター 
  


2017年02月04日 Posted by 川柳粋人舎 at 10:01Comments(0)

楽しい川柳(20)    淳

占いを見ておみくじを引いてみる
裏返しを笑っている後ろ前
エコライフ貧乏人は我慢のみ
エコライフ冬は着込んで夏裸

洗うのは汚れた手より首が先
安全なら警護のために駆け付ける
      29,2,4   淳  


2017年02月04日 Posted by 川柳粋人舎 at 05:03Comments(0)