凡人爺の川柳          長 茶

[一茶]
 花ちるや末代無智の凡夫衆
   花が散るのに末代まで無智のまま悟らない人々。
   花が散れば無常を観じて悟りを開くのが賢悟の人。それに
   対して無智で悟らない凡夫には救いがない、と。
   ワシもその一人だのう・・。

〇食べて寝て酒まで飲んで無為徒食
  〇沢庵を口に運べぬみじめな歯
  〇病歴に馬齢を重ね喜寿まじか
  〇胸タッチ俺もなりたい聴診器  


2017年05月09日 Posted by 川柳粋人舎 at 15:51Comments(0)

楽しい川柳(114) 淳

ウルセイナ言ったつもりで妻を見る
鉛筆の転ぶ音する試験場
大空へ飛ぶ羽がない風見鶏

核弾頭に早変わりする原発所

           29,5,9   淳
  


2017年05月09日 Posted by 川柳粋人舎 at 05:06Comments(0)